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ローコスト住宅で失敗するケース紹介!

2020年02月18日

ハウスメーカーなどは品質は高いけれどそれなりの値段がするものと、従来は考えられてきました。ところが派遣労働や非正規労働など不安定な雇用環境や、正社員になってもさほど収入のアップも期待できないなど、一家の経済上の条件は昔と様変わりしています。そのためリーズナブルな価格で建築できるローコスト住宅に注目が集まり、大手ハウスメーカーのなかでも取り扱いを増やしているようです。しかしローコスト住宅には入居してみると色々な不具合が発覚し、失敗したと後悔する方も少なくないようです。値段の安さが魅力ですが、失敗する事例にはどのようなものがあるのでしょうか。

まずローコスト住宅を巡るお金にまつわる失敗談から。確かに安い金額で購入入居できたものの、間取りのパターンが限定されており入居後にライフスタイルにあっていないことが発覚したという事例があります。反対に当初の見積もりではローコストだったものの、設備などは標準仕様が少なく、オプションを追加していると代金が上乗せされて結局、見積もりの二倍の金額を支払うことになったということも。マイホームは日常生活をする中心の場となるので、快適な生活を過ごすにはある程度の水回りや空調設備などが必須です。基本プランだけでは、日常生活をおくることが出来ない内容では、結局はオプションなどの上乗せを期待して勧めてくるものと疑うこともポイントです。

業者の広告などを見ると、格安のローコスト住宅を営業しているケースもあります。しかし入居して生活を送れるレベルの仕様が確保されているのかは、業者の営業トークを鵜呑みにすることなくプランを疑うことが後々のトラブルや失敗を避ける対策になります。ローコスト住宅を宣伝してはいても、現実の相場と比較し精査すると、普通のクオリティの坪単価と変わりが無いという場合もあるようです。その手の業者は広告費用などを経費の無駄にしたくないので、あの手この手で勧めてくるわけですが、冷静な頭で判断することが求められています。

また見た目はきれいでも後々問題になるのが、断熱材などに低品質の素材を使用するというものです。粗悪な断熱材を実装すると夏場は厳しい暑さに直面し、冬場はいくら暖房をかけても寒い思いをしいられることになるのです。断熱材は湿度のコントロールの意味もあり、お住まいの寿命に直結するので相応の品質が必須です。魅力的な広告で経費の無駄使いをしているような業者の宣伝するローコスト住宅は、疑いの目で冷静に利用の可否を検討するべきです。